今、離婚をしてもあなたは本当に生活していくことができますか?
離婚したい・・・すぐにでも
離婚したいと思ったら、すぐにでも離れたい。その気持ちはとてもよく分かります。
しかし、離婚後の生活についてきちんと考えずに感情だけで離婚を決断してしまうと、
後々大変な思いをすることになるかもしれません。
どんなことを冷静に考える必要があるのか、整理していきましょう。
<生活力>
離婚後、きちんとした生活を送ることができるだけの「生活力」があるか?一口に生活力と言っても、その内容は多岐にわたります。そのため、細かいことを想像して考えておく必要があります。
①家事全般を一人でこなすことができるか。
夫婦関係において、家事負担は妻の方が大きいという統計があります。これまで妻がしてきた家事を離婚後は自分一人でしなければいけません。炊事・洗濯・掃除・生活用品の買い出し・・・など、仕事をしながら、慣れない家事も同時にするとなると、その負担感は大きなものです。
どんなに収入があったとしても、家事がきちんとできなければ、生活は荒れてくるものです。
②親の介護
介護は、経済的・体力的・精神的にも大きな負担となります。
仕事をしながら、親の面倒を一人でみることはとても大変なことです。どうやってその問題を乗り越えていくのか、事前に考えておく必要があります。
③経済的余裕
子供がいる場合、子供が成人するまで養育費を支払う必要があります。また、離婚時に財産分与や慰謝料の支払いが必要な場合もあり、そういった支払いをしたとしても、経済的な余裕があるかどうかは、離婚後に充実した生活を送れるかどうかにおいて大切なことです。
④健康管理
一人での生活になってから、どれだけ健康管理に気を配ることができるでしょうか。
偏った食生活ではすぐに体調を壊してしまいます。家に籠りがちになり、身体を動かす機会が減ることで体力・筋力が落ちることもまた、健康へ大きな影響を与えます。
<精神力>
離婚後は、独りの生活となり、必然的に寂しさを感じることもあるでしょう。また、周りの人から、「あの人、バツイチなのよ」と言われることもあると思います。精神的な負担を感じることがあったとしても、乗り越えられるだけの精神力も必要になってきます。
①独りになることで、寂しさなど精神的苦痛がないか。
②周りから離婚したことを悪く言われても気にすることはないか。
③「離婚しなければよかった」と後悔することがないか。
④何のために働いているのか、自分なりの生きがいを見つけられるか。
離婚というのはデリケートな問題です。親族や友人に相談ができない場合もあるでしょう。
だからといって、一人で考えると、自身の感情が先行してしまい、冷静に離婚や離婚後について考えられなくなってしまうことがあります。
そんな時は、専門カウンセラーに相談し、離婚について今一度考えてみてください。
本当に離婚という道しか残されていないのか?今離婚して大丈夫なのか?
離婚への不安にきちんと向き合い、決意をもって進んでいく必要があります。
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